音楽書を読む
ふと、「音楽書を読もう」と思ったのだ。
わたしは音楽を聴くのはもちろんのこと、演奏するのも曲をつくるのも好きだが、読むことはあまりしてこなかった。いわゆる教則本や理論書の類は必要に応じて目を通すことはあったものの、それ以外となるともうさっぱりである。
とりあえず地元の図書館の検索ツールで調べてみたところ、日本十進分類法の760番台「音楽」に該当する書物が11,000件近くヒットした。このすべてに目を通すのは骨が折れるが、まぁあまり気負わず手当たり次第読んでみることにした次第であり、せっかくならログを残そうということでこのブログを始めてみたのだった。
実用のため教則本・理論書も読むが、音楽家の伝記的なものや音楽学の固いテクスト、歴史書、フィールドワークにインタビュー集、あるいはエッセイとしか呼びようのない至極個人的な手記まで、分け隔てなく。もちろん現代の音楽を語るうえで避けては通れないデジタル領域や流通、経済にも手を伸ばし、場合によっては数学や建築をも視野におさめる日が来るだろう。音楽を足掛かりにして、わたしは万学に通ずるのだ。
などと始める前は考えていたわけだが。
いきなり気負っているわけだが。
大丈夫か、続けられるのか、わたしよ。